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[巻頭言2021/03より] 本質的力を鍛える

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2021年03月号)

本質的力を鍛える

 初の共通テストが実施された。この塾だより巻頭言の締め切り時期の関係で、先月号には間に合わず時期を逸した感はあるが、少々雑感。

 どうしても新形式の出題「傾向」が目を引く。図表が入り混じる「非連続型テキスト」や、太郎・花子が登場する「会話型問題」など。これらを知識・技能を使って読み解いた上で、思考力・判断力・表現力を使って解答に辿り着く、というのが、今回取り入れられた理念だ。センター試験までは、知識・技能だけで解く問題だったことを「反省」し、新学習指導要領とともに方向転換した(表現力は記述式導入が見送られ今回は直接的には問われてはいない)。「試行テスト」に比べ、初年度で手加減気味に留まった今回だけでの即断は危険だが、理念と実際の差を感じる。

 科目別解説は専門家の東進の先生方に譲る(東進生は同日テスト解説動画として全て視聴できます)が、数学を解いて感じたのは、はたしてこれは「数学力」をみる問題なのかという点だ。統計分野の増加は理数系出身からすると、これは数学? という気持ちになるが、昨今の世の中の数理的理解力不足の場面をみると、社会的要請もやむを得ない。しかしそれ以外にも、カンや試験テクニックで正解できる問題もあり、本質的な力を問う点ではセンター試験の方が、歯応えがあった気がする。他科目でも、判断力は必要だが、その教科の力をみているのではない部分も目立つ。

 もちろん、現代の大学への多様化したニーズが背景にあり、旧来型がよいとも言い切れない。確かに、従来の教科の試験では測れなかった、教科の力以前の判断力または論理的思考力(いわゆる地頭)の基本的な力をみることも必要であろう。判断の分かれるところ。ただこれ以上、瞬発的判断力の競争に行き過ぎないことを祈る。

 それでも、大学で最も深くまで学ぶ生徒たちは、高校までの教科自体の本質的な力をきちんと鍛えることが重要だと考える。だからもっと数学力を問うてほしい。東進の先生の、対策の前に、数学の力を鍛えましょうとの声に、少し力を強くした。

※この内容は2021/05塾だよりに掲載したものです。
 この記事を書いてからすでに2か月近く過ぎた。
その後、共通テストの次の改革で、「情報」の追加など科目変更が発表されたり、記述式の出題は断念する方向という話が流れてきたりしている。
 また、今年の共通テストの第二日程の数学の問題も解いてみたので、今回の改革の方向性をさらに肌で感じ、なるほどと思った部分も少なくない。ただ、やはり、それでも「数学力」を問う出題としてどうなかと思う部分も残る。
 「現実の問題」への応用に拘るために、「数学」的に最後まで解いて、美しく解決しないまま放置する形の出題(レベル的にそこまで要求すると時間内にはとても解けないため)となり、「数学」の問題としてはどうなのか、そこに拘る必要性があるのかという気持ちがぬぐえなかった(ネタは面白いことは面白いが)。
 そういう意味では、センター試験は非常に「よくできた」出題だったと、改めてわかる。同じ出題陣のはずだ。今年は初めてで、出題側もどこまで踏み込むのか様子を見た部分で、来年は本領発揮で、なるほどとうなる出題をしてくれることを期待したい。
 そして、そういう問題を「楽しんで」解ける生徒たちを育てたい。

[巻頭言2008/04より] 本質の追求

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2008年05月号)

大切な保護者の志!

 「難関高校受験研究会Special Program」が終了した。とても熱心な保護者の方に多数ご参加いただいた。ご両親での参加も多かった。今年も子育てのヒントにと、皆様に喜んでいただける企画を工夫したつもりである。いかがでしたでしょうか。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 さて、まさしくその難高研SPのテーマ「なぜ難関校を目指すのか」、保護者ご自身でもう一度お考えいただけたであろうか。振り返ってみれば、子供に成績ばかり求める前に、親として伝えるべきものがたくさんあるはずだ。

 子育てはとても時間がかかる。親には大変な負担がかかり、またその責任は大きい。しかしだからこそ、子供が成長することにともに立ち会える「親というもの」は素晴らしいのだ。ぜひ高い志を常に持ち、お子様を応援していただきたいと思う。私たちはそのサポートを全力でやっていきます。

 このあと5・6月に教室学年別で「難関高校受験研究会Advanced Program」を開催する。こちらは、勉強法や塾での学習の様子のご報告が中心のものとなる。もちろん「子育てのヒント」も用意したい。ぜひご参加ください。

※この内容は2008/04塾だよりに掲載したものです。
 まもなく2回目の緊急事態宣言が解除される。千葉県では、感染者数が十分に落ち切っていない中である。もちろん当然、再度の感染拡大を防止するために、私たちも全力で努力していくつもりである。
 この本文で触れてるいる、入試報告会&子育てのための講演会「難関高校受験研究会Special Program」や、教室学年別開催の保護者会「難関高校受験研究会Advanced Program」などの保護者向けのイベントは、昨年は学校休校や、緊急事態宣言によって、ほとんどが通常開催できなかった。オンライン開催などで、できうる限りの補完はしたものの、足りなかったこともたくさんあったに違いない。今年は感染防止を徹底しながら、できるだけ開催します。
 保護者の皆さまのお役にたてるように、ただいま準備中です。よろしくお願いします。

[巻頭言2008/04より] 「学力」とは何か?!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2008年04月号)

「学力」とは何か?!

 入試が終わったと思ったら、もう新学期も春期講習となる。学年が変わりテキストも変わり、教科担当も変わると、新たな雰囲気となる。好奇心豊かな顔に応えられるために、スタッフ一同、授業に研鑚していきたい。

 さて、今春の高校入試の総括。この中3たちは、秋口まで仕上がりが悪くとても心配していた学年だ。後半戦は、教室長を陣頭に面談などを通して、生徒たちの自覚を促すように力を注いだ。そのおかげか、ラストスパートではすばらしい追いこみで、最終的には、とてもよい結果に繋がった。(この詳細は「難高研SP」でご報告します。ご期待ください。)

 しかし、この生徒たちの頑張りだけでなく、入試問題の変化も注目したい。とくに公立の一般入試では顕著に表れたと思う。単なる暗記や繰り返しのパターン学習によって習ったことを失敗なく再現する力ではなく、未知なるものを自分で解決する力が求められている。つまり「学んだ力」ではなく「学ぶ力」。これが単なる入試問題の変化ではなく「学力」という見方の変化であることを期待したい。そしてその力をどう伸ばすか。私たちの課題である。

※この内容は2008/04塾だよりに掲載したものです。
 「入試の変化」に触れているが、今から振り返ると、この年の入試が「予兆」だった。問題傾向が変わり、それまでの千葉県の基礎基本中心の出題から、思考力を要求される問題へと動き出した。
 県の平均点は、この年以前は5科目計で300点前後、一番難しかった年でも290点台、易しい年は330点を超え、およそ60~65%程度の問題だった。なおかつ、高い思考力を要求される難問はほとんど出題されず、最難関の千葉高校のボーダーラインは460~470点超となり、ひとつの科目でも、ミスをすると取り返すことができない、ミスをしないタイプの子が受かりやすい入試だった。難関高校では、それを嫌って特色化選抜という入試で、各高校独自問題で思考力を問う出題をしていた。
 それがこの年の県平均点は265.1点(この巻頭言の時点では県は未発表)、千葉高校のボーダーラインも20点強低くなった。
これは、この3年後に変化する前後期制への制度変更への布石であり、翌年の入試では、大きな変化としてはっきり表れ、驚愕の入試となるのだが、まだこの時点では、受験に詳しい塾業界でも、この変化を予測できていたのはほんの一部だけ。ほとんどは、今年は難しすぎたので、来年はまた戻るだろうと思っていた(そのあたりは、またその回で述べるつもりです...)。
 さて、今年の入試、うちの塾では、昨年(前期入試)より平均点は20点程度上がると分析している。大半の問題は思考力が不要の出題へと大きく易化、ただし一部科目の一部の難しい問題だけは、非常に難しいままだった。おそらく最難関高校のボーダーラインはほとんど変わっていないだろう。つまり上下の差が小さくなり、小さなミスが大きく響く入試になったと予想される。
 この変化が、新制度変更のたまたまの余波で、来年以降への「予兆」とならず、再び、思考力、判断力、表現力を要求される問題へと回帰することを期待したい。

 そして私たちは、その力を伸ばすことに集中していく決意である。

[巻頭言2021/02より] 両極端を併せ持つ

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Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2021年2月号)

両極端を併せ持つ

 コロナ禍の第3波が見通せない(1/20現在)。残念ながら、社内でも感染者がでて入試シーズンなのにお騒がせしてしまった。すでにご連絡したとおり、社内対応基準に基づいて適切に処理したので、影響を最小限に留められたことは幸いだった。いずれにしても長期戦であろう。今後も、できうる限り感染防止に努めていく。(みなさまのご理解・ご協力に感謝します。ありがとうございました。)

 さて、入試シーズンである。中学入試と高校入試では、主な学校の入試問題を即日のうちに解いて正解速報を作成する。本人の再現解答を採点して、入試状況も加味して合否ラインを分析する。また必要なら受験校の組み合わせを修正する。さらに次の試験に向けて、個別の対策を練る。大学入試共通テストは、東進のオンライン自動採点なので少しは楽だが、とにかくスピードが勝負。塾用の汎用テキストをただ教えているだけに比べ、塾の指導力・教務力の差が大きくわかる瞬間だろう。

 今年はとにかく話題の新しい共通テスト。東進の先生方も当日SNSなどで分析途中の感想などを「呟いて」いて、同じ立場として共感が持てる。

 教える側は、二者対立の中にいる。「とにかく合格させる」ことと「本質的な学力を伸ばす」こと。入試問題を分析する中でも同じである。「これはいい問題だ」「何の力を見たいのかわからない」など問題を評価する呟きも多数でる。合格させることは当然だが、将来に向け本質的に理解させることを犠牲にしてはいけない。
このようなときに二者択一はできない。だが、その中間のバランスをとることも余りよい結果を生み出さない。「両極端」が同時に成り立つような「最適解」を探すことが、真の解決を生み出すはずだ。その信念が、指導を進化させる。

 そして、勉強には忘れてはならないさらなる重要な要素がある。知的な「面白さ」。それも同時に体験させたい。欲張りな道だが、その解答を探していく。

※この内容は2021/02塾だよりに掲載したものです。
 大学入試は、今年からセンター試験廃止で、大学入試共通テストと形が変わった。初年度で、試行テストよりほどではないが、出題傾向は、大きな変化となっている。
 数学は第二日程も含めて、研究してみたが、少々物足りない。
だが、それ自体を評価するのは私たちの仕事ではない。入試問題という環境の変化の中、塾生たちの本質的な力を伸ばすことで、その試験をどう突破していくかが問われている。
 まだまだ、進化が必要だ。
 
 頑張ります!

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高校入試シーズン完了

昨日の公立高校合格発表で、高校入試シーズンは完了。
あとは国公立大学の発表と後期試験となった。

コロナ禍での例年にない入試だったが、塾生たちは、影響を跳ね飛ばし力を発揮してくれたようだ。

とくに高校入試は、前後期制廃止、一本化入試という非常に大きな制度変更の年で、ボーダーラインもどうなるか予想しづらいところだった。
その中で、受験戦略担当チームが早い段階から非常に精密なボーダー予測と的確な倍率予想を出していて、状況の変化に素早く修正しながらゴールまで導き、ほぼ予想通りの展開となってくれた。
入試直後の分析も非常に正確!
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それでも高い合格率を記録したのは、なんといっても塾生たちの頑張りがすべて。

昨日の合格発表後の(感染防止のためちょっと変則的な)卒業パーティーで、塾を卒業。

ありがとう卒塾生たち!

(今年は入試当日朝の応援もできなかったので、チバテレの入試解説の写真くらいしか入試を象徴する写真がありせん...)
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[巻頭言2008/03より] 一期一会...

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2008年03月号)

一期一会...

 この塾だよりが届く頃、高校入試はいよいよ最後の公立一般入試を迎える。

 この日のために、みんなずっと頑張ってきた。一歩一歩、目の前の試練を乗り越えて、自らのものとしてきた。そして、その一つ一つの達成した経験が次への力を生み出す。大切なのは、ゴールに向けて努力してきた成長の過程のはずだ。その意味ではすでに十分成果を残したといえる。

 シリウスの生徒たちは、大きな成果を掴みとり、卒業パーティーで素晴らしい笑顔を見せてくれた。そして、ともに勉強してきた中3塾生の仲間のうち、半数以上もすでに素晴らしいゴールを迎えている。それでもまだ挑戦する仲間を応援するために、高校準備講座という違う中身にはなったが、一緒にがんばって勉強している。いよいよ最後の挑戦。身につけたものを発揮するとき。自分の力でよい結果をぜひ掴みとってほしい。

 今年は、さらに次のステップを保護者の皆様とともに応援する環境も、premium高校部東進衛星予備校鎌取駅南口校という形で実現した。

 30周年を迎え、さらに進化する誉田進学塾グループにご期待ください。

※この内容は2008/03塾だよりに掲載したものです。
 まだ特色化選抜時代の頃だ。当時は、主な難関高校は独自問題を選択し、独特の思考力と表現力(千葉高の数学は記述式だった)が必要な難しい問題が出題されていた。このような単なる暗記型の問題ではなく、本質的な理解と思考力が要求される問題になると、うちの塾生たちは強い。本文にあるように、過半数がこの時点で合格していた。
 のちに前後期制度に移行し、前期定員が大幅に増えて半数を超えるようになると、中学校では、先に合格が決まった子供たちが授業に集中しなくなって、後期の受験直前の子供たちは非常に勉強しづらかったようだ。
 ところがうちの塾生たちは、先に合格が決まった生徒たちも、休まず塾に来て、勉強に集中していた。それは、入試が終わった自分たちでも、こんなに集中しているんだから、入試が残っている生徒たちは、もっとできるぞ、という応援、そして最後まで一緒に頑張ろうというエールだった。
 公立入試が一本化した今年は、少し寂しいが、その光景はない。
そして入試直前の最後の今週は、万が一の感染防止、濃厚接触の可能性もなくすため、すべてオンラインでの授業とホームルームや自習室対応。

 頑張れ、受験生!

[巻頭言2021/01より] 一発勝負で力を!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2021年1月号)

一発勝負で力を!

1年前には全く予測できなかったコロナ禍の中での年明けとなりました。これからも感染防止を最優先とし徹底しながら、塾生たちの成長を全力でサポートします。2021年もよろしくお願いします。

 さて、先日(書いているのは12月半ば)、ラグビーの五郎丸選手が引退決意との報道があった。前々回ワールド杯の”あのポーズ”は、まだ皆様ご記憶だろう。そのルーティンを作る立役者になったメンタルコーチ荒木香織さんを特集したテレビ番組も同じころ放映された。ご覧になった方も少なくないと思う。時間に限りのあるテレビでは言い尽くせていない、ご著書の中にある解説が受験にも通じ、私たちの指導の考え方とも共通し参考になる。とくに大一番で力が出せなくなる「チョーキング」(イップスと呼ばれることも多い)の解説はなるほどだ。試合での極度のプレッシャーや不安で練習通りの力が出せなくなるのは、スキルを遂行することに集中しすぎてワーキングメモリが消費されてしまい残りが足りなくなることが原因なのだそうだ。そして単に経験を積むだけでは解決できるわけではないという。

 チョーキングは前触れもなく突然起こり、試合中の修正は困難で事前に準備するしか解決できない。その方法には、プレッシャーを受け入れる、その中で判断する訓練をするなどがある。さらに注意や集中を「自分の内から外に変える」ことがミスを防ぐのに非常に有効。例えば、私たちは入試ではミスしないように「気をつけよう」と思い過ぎると逆にミスを誘発しやすくなってしまうので、求めた答が正しいことを確認する手順に意識を集中する訓練を指導しているが、その典型だろう。

 いよいよ入試直前、受験生たちが当日思う存分、力を発揮できるよう、さまざまな知見を、技術に取り入れ見直しながら、精一杯支援していきます。

※この内容は2021/01塾だよりに掲載したものです。
 スポーツと同様に受験でも、メンタルのトレーニングが重要であろう。
 ただし、教育の世界でとくに注意しなければならないのは、科学的エビデンスに根差さない、単なる個人的な成功体験の「感想」を、いかにも正論のように語るケースが少なくないことだろう。出版物などではセンセーショナルなタイトルで取り上げられていたりする。しかし、それは何ら旧来の「精神論」「根性論」と変わらない。
 その点では、この荒木香織さんの本は、具体的な取り組みだけでなく、その基になる考え方(論文など)も紹介されているので、とても参考になる。

 お薦めします。

2021年新年度に向けて

2021年新年度に向けて

垂直登攀の一年にします

 「未来は誰にもわからない」を、実感した昨年一年だったのではないでしょうか。

 コロナ禍によって、子供たちの環境は大きく様変わりしてしまいました。昨春の全国学校一斉休校、緊急事態宣言による学校休校、長期休暇短縮などから、学びのペースが激変したことで、学力差の拡大が懸念されています。また入試への感染拡大の影響も不安要素でしょう。

 一方、「教育」の大きな変革は待ったなしで進んでいます。いよいよ大学入試「共通テスト」の実施直前です。従来のセンター試験から「思考力、判断力、表現力」を問う形への変化が注目されるところです。さらに学習指導要領は、昨年の小学校に続き、今年は中学校で全面改訂されます。とくに内容一新される英語では、小学校で約700語の英単語が既習扱いとなり、従来の「中学終了時まで時にの約1200語」に対して「合計約2500語」の語彙力が必要となります。

 加えてコロナ禍で「GIGAスクール」が先倒しになり、新年度前に全小中学生に一人一台のPC/タブレット端末が配布され、いよいよICT教育元年へと進みます。

 「未来は自らの意思で切り拓く」。このような変革の中、私たち誉田進学塾グループは強い意志と信念で乗り切ってきました。緊急事態に伴う通塾できない期間は、授業のオンライン配信(誉田進学塾V-system)や双方向型映像指導などで迅速に対応、生徒の成長を一瞬でも止めることにのないよう最大限に支えました。さらに通塾再開後は、感染防止を徹底し学力を伸ばしています。また学習指導要領改訂を先取りしカリキュラムも進化させ、GIGAスクールを見据えてAIi型学習の新技術開発も先行してスタートを切っています。その対応に、今までより多くの塾生と保護者の皆様から、温かいご支持をいただいていることに感謝します。

 しかし目指すべきは、環境への受け身の適応ではなく、教育改革の根底にある「思考力、判断力、表現力」を育て「分析型、解決型」の能力をの伸ばすことへの挑戦と考えます。

 私たちは開塾以来42年間、「真の意味での英才教育」を目指して、子供たちが自らの力で未来を切り拓くことができるよう、保護者の皆様とともに育てることに邁進してきました。「本格的な勉強」によって適切な負荷をかけ、本質的な「人間力」を磨くための本物のトレーニングの開発です。「学ぶ楽しさ」を真正面から伝え、真剣によき道へと導く指導者のもと、お互いに「切磋琢磨」しながら、ともに成長する真の意味での仲間がいる、まるで「磁場」のような環境で、意欲を生み出し、困難に挑戦し達成する経験こそが、教育の本質であると信じています。その本質的な指導の成果が、驚異の「合格力」なのです。

 「合格力」という成果を上げ続けながら、その指導を発展させることは容易ではありませんが、この激動の時代は、私たちの真価が試されていると受け止め、強い信念を持ち続け、新しい一年を「垂直登攀」する一年にすると決意します。

 小中高一貫指導で、ひとり一人の子供たちを、責任をもって育て伸ばすことで、結果としての「合格力」を伸ばすと同時に、教育の真の使命を通じて、地域の未来に貢献します。

 誉田進学塾グループにご期待ください。

[巻頭言2020/12より] 真の友と出会う場

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2020年12月号)

真の友と出会う場

 毎朝の日経新聞の文化面(一番後ろのページ)を楽しみにしている。「私の履歴書」と「交遊抄」の2つが目当てだ。「交遊抄」は、毎回各界で活躍する人が交代で登場し、自分の友人の紹介とエピソードを紹介するという形式。意外な関係や、友人の人となり、そのエピソードが興味深い。出会ったときのエピソードもたいてい紹介されていて、思わぬ関係も楽しいが、やはり学生時代が一番多いようだ。そしてその出会った人に、今でも大きな影響を受けているということがよくわかる。

 コロナ禍で、会合などにも出席できない日々が続いている。そんな中、張り詰めた神経をほっとさせ、勇気づけられ元気がでるのが、友人たちとの対話。もちろんリモートでの交流、SNSやメール、電話などに限られるが。案外もっとも古典的な方法、手紙、はがきの方が簡単な内容でも心に響くことが少なくない。

 そして、同業経営者、ともに学ぶ異業種経営者などとの交流を越えて、一番元気がでるのが、学生時代や中高校時代の仲間。元気をもらうばかりではなく、少しは周りを元気にしようと思うことで、より力も出る。それが真の友達関係のはずだ。

 様々なことで切磋琢磨し自分を振り返ることができる友と出会う高校、そして同じ専門の道を志す仲間と出会う大学。これから進む塾生たちには少しでも素晴らしい友と出会ってほしいと願う。そのためだけに受験を頑張るという考えも間違いではないと信じる。誰と友達になるかは、進む学校だけでは決まらない確率論であるが、それがどんな仲間の中からなのかは、進む環境でかなり決定的に決まるはずだ。

 できれば若き日に、素晴らしい出会いができるように、そしてその相手から選んでもらえるような自分になるように勉強を通じて自分を磨くよう努力してほしい。ぜひ保護者として、ご自分の大切な友との出会いの経験を伝えてみてください。

(恐縮ながらちょっと自慢。父は、他誌の同様の名物企画に友人2人と掲載されたことがあります。)
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※この内容は2020/12塾だよりに掲載したものです。
 籠りっきりの生活の影響もあり、いろいろと思うものである。そんなとき、元気になるのが、友達から音信。それぞれ環境や状況に違いはあるはずだが、前向きに生きている気持ちが伝わってくることで、元気になる。自分も、そういう気持ちを友に伝えられるように頑張ろう、と力が湧いてくる。それが真の友達であろう。
 今日、偶然にも、高校時代の同級生から手紙をいただいた。当時それほど親しく話したわけでもなく、その後も、仕事が遠方のためずっと疎遠ではあるのだが、近況報告を兼ねて、こういう気持ちをもらうとやっぱり元気が湧くものだ。
 その友人の手紙は「志を立てるのに、老いも若きもない」という松下幸之助翁の言葉を引用し、頑張ってみます、と結ばれていた。
 負けずに、頑張ります!

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[巻頭言2008/02より] 未来が分岐する瞬間

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2008年02月号)

未来が分岐する瞬間

 高入試シーズンも終盤戦となった。中学入試は2月入試で完了の時期となる。高校入試はいよいよ公立特色化選抜、そして一般入試。今年も難関校は厳しい入試状況が続いているが、塾生たちは健闘している。

 結果が判明してくると、つい親はその結果自体に囚われがちになってしまう。これだけ難関校が厳しくなると、必ずしも思う通りの結果とは限らない。

 しかし、そういうときこそ、子供たちの頑張っている姿自身をよくみてやってほしい。親が願ってきたのは、単なる結果ではなく本人が努力するプロセスだったはずだ。その頑張って乗り越えようとしている姿が目の前にある。まずその姿を信じて応援することが、必ず本人の将来へとつながる。

 大学受験やその先の人生も、結局は本人が努力して自分の力でつかまない限り、光輝くものにはならない。合格という結果だけで、未来が決まるのではない。自ら弛まぬ努力をすることの大切さを、信念を持って伝えてほしい。

 受験生以外も学年末の大切な時期だ。一つ一つの過程を自分で解決する大切さを伝えていきたい。そして学ぶことの楽しさをできるだけ実感させたい。

※この内容は2008/02塾だよりに掲載したものです。
 コロナ禍に追われているような日々を過ごすうちに、今年も残すところわずか。
 年が明けたらすぐに、本格的受験シーズンに。
 未来が変わるのは、他から与えられたような一瞬の運命ではなく、本人の成長と努力を発揮し続けた結果。自分の意志で変え続けることができる。
 その瞬間だけで人生が決定してしまうではない。乗り越えていく経験の過程で磨かれていく自分自身の力で決まる。
 恐れずに、挑戦してほしい。
 
 頑張れ受験生。

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※2008の市川中学の入試の朝@幕張メッセ

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