Method for Essential Capability & Creativity

sirius鎌取副教室長 杉本義昭

「世界が広がる文章
       との出会い」

 ある日6年生のTさんがニコニコしながらやってきて「先生、これ買っちゃいました!」。手にしていたのは、重松清の小説『その日のまえに』。少し前に授業で扱った文章だったのですが、「どうしても続きが読みたくて」、次の日、本屋さんへ走ったそうです。

 難関私立中学受験を目指すsiriusの5・6年生は、週に2回国語の授業があります。家庭学習用のテキスト、毎週土曜日のYTテストを合わせると、少なくとも週に4つ、春・夏・冬の講習などを含めると、年間なんと200を超える文章に触れることになるのです。

 所詮は長い文章のうちの一節、かもしれません。でも、その場限りで終わらせるにはもったいないなぁと思う文章もたくさんあります。昆虫の世界を書いた説明文に目からウロコが落ちたり、家族との思い出を描いた随筆文に共感したり、物語の中で、主人公の生き方に深く考えさせられたり…。

 塾の勉強で出会った文章が、子どもたち自身の世界を広げるきっかけになってくれたら、こんなにうれしいことはありません。もしかしたら、その後の人生を決めてしまう作品や筆者との出会いがあるかもしれない。そんなことを思いながら、今日も生徒の待つ教室へ向かいます。

2012年3月


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