Method for Essential Capability & Creativity

premium高校部 教務 轟明洋

「未来の研究者」

 化学が好きで、大学では理学部に入学して化学を学ぼうとしているH君は、いつもトコトン突き詰めて学習しています。ある模試の後H君は興奮しながら、お友達にこんな話をしていました。「化学の試験にレドックス・フロー電池の問題が出たよ!!模試や入試には出ないと思いながらもノートにまとめていた内容が。」レドックス・フロー電池は、高校の学習範囲を超えているため、難易度の高い参考書に参考として掲載されている内容なのですが、化学に対する高い関心がある彼だからこそ、その部分を読み飛ばさずに、理解できるまでじっくりと読み、ノートにまとめていたのです。「試験に出るから学習しよう」という姿勢ではなく、「化学についてもっと知りたい」というH君の純粋な知的好奇心が素敵だなと思いました。

 本来学習する目的というのは、より良い社会を築いたり、人類に益をもたらす製品を生み出したりするための知恵や思考力を得ることだと私は思うのです。目先の利益にとらわれて即席に得た知恵はすぐに使えなくなってしまいますが、H君のように得た知恵は必要なときにいつでも活用できるのだと思います。そんなH君に「H君は将来良い研究をすると思う」と言うと、「まだ入学もしていないですけどね」とちょっと照れたH君の顔を私は忘れられません。

2013年11月


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